2021年10月 8日(金)  
キアシシギ・・・無惨、助けてあげたいが

最近、毎朝お出迎えをしてくれるイソシギ君です。日の出の光に
飾られた綺麗な波を背景に飛んでくれました。


朝から森へ。ただヒタキたちは渡ってしまったのか居りません、
モズとコゲラなどを見て森は終了。

1時過ぎに、再び野島に調査に。会いたくない方に会ってしまい
ました。10月3日にあったキアシシギです。
両足に絡みついた釣り糸とその傷をカバーするように皮膚がは
れ上がっています。


右足に2捲き、左足に2捲き、それをカバーするようにはれ上がっ
ています。


立っている時はこんな状態。足を大きく開けないのです。


でも、食べねばなりません、えさのカニを見つけるとこんな形で飛
び掛ります。足で走れない・追えないので、翼を使って飛んで
追いかけます。


何とか捕まえました。


5分ほど見ていましたが、その間に2匹のカニを捕まえていました
。不自由ながらなんとか食べ繋いでいるようです。


前から見るとこんな感じ。人間でいえば、足輪を
かけられた「飛べる」奴隷と
いう感じです。


他で鳥を探して再び、戻て来たら、同じところに座り込んでいました。
歩けないのでとても不自由で疲れるのでしょう。
この子渡れるのかな…。


野島山から沢山のヒヨドリが飛び出してきました。北から南下して
きた、渡りのヒヨドリたちです。多いときは、500羽/1日も渡ること
があります。


このキアシシギを何とか助けてやりたいのですが、投網とか霞網
でないと捕まえることが出来ません。
何せ、歩けなくても飛べるので、たも網程度ではとてもつかまりま
せん。可愛そうですが、見守るしか方法がありません。

釣り人よ、釣り糸を捨てないで、特に10p以上の長さの糸はと
ても危険です。

野島水路の道路問題についてはここをクリックしてください。
前に 次へ
のらくら鳥見日記
  目次に戻る
    
 トップページ
  に戻る